2022年12月16日
まずは、この度のFTX Trading Limited(以下、「本社」といいます。)による米国連邦破産法第11章(以下、「チャプター11」といいます。)の申請、また当社においては、法定通貨の出金及び暗号資産の出庫(以下、「出金・出庫」といいます)のサービスが長期間にわたり停止していることから、お客様には多大なるご心配とご迷惑をおかけしておりますことを、深くお詫び申し上げつつ、現時点での主な進捗状況について、以下のようにご案内申し上げます。当社は、お客様からお預かりしている暗号資産及び法定通貨を可能な限り迅速かつ安全に引き出すことができるよう、全力で復旧作業を継続しています。当社は、このプロセスを通じて、透明性を確保することが非常に重要であると考えており、現状について以下のようにご説明申し上げます。
● お客様からお預かりしている資産の返還に必要となるシステム開発作業は、日本及びベトナムのエンジニアリングチームが順次進めております。
● 2022年12月9日、当社に対して新たな業務停止命令及び資産の国内保有命令が出され、これらは12月10日から2023年3月9日が対象期間となります。当社の経営陣は、出金・出庫サービスの再開及び現在進行中のチャプター11に基づく手続き等に関して、関連当局への定期的な報告や状況の説明を行っています。
● 出金・出庫サービスの再開に向けたプロセスについては、当社から独立した企業再建コンサルタント会社や情報セキュリティ会社など、複数の外部専門家が、様々な側面から監督・検証しています。当該専門家によるこのような管理の目的は、すべてのステークホルダーの利益のために、強固で透明性の高い、安全なプロセスを確実に導入することにあります。
● 当社は、お客様がいつ、どのように出金・出庫サービスのご利用を再開できるかについて、詳細なタイムラインとロードマップについて、今月末までを目途にして公表する予定です。
● また、FTX Japanのお客様には、出金・出庫サービス再開に関するご案内として、FAQの提供を開始し、「Liquid」のZendeskページを経由してご質問を承ります。
● 当社は行政処分を受けている期間中の毎週月曜日、暗号資産と信託銀行口座に保管されている資産に関する情報を引き続き報告致します。お客様からお預かりしております資産については、日本の法令に則り、暗号資産は当社の担当者が管理するコールドウォレットにおいて、法定通貨はSBIクリアリング信託銀行株式会社の信託口座において、分別して管理していることを改めて申し上げます。
● お客様への最新情報は、お知らせページ(https://www.liquid.com/ja/news/)及びTwitterアカウント(@FTX_JP)を通じてご案内致します。
お客様には、サービスの再開までお待たせしており、大変なご不便とご迷惑をおかけいたしますことを改めてお詫び申し上げます。
以上、何卒ご理解のほど、よろしくお願いいたします。